本文へスキップ

      次代に輝く住まいを創る

TEL. 0246-65-2311

〒979-0154 福島県いわき市沼部町鹿野43

一語履歴WORD vol.622


過去の一語履歴を見ることが出来ます。

一語履歴 HOME
⇦前 一語履歴 次⇨ 
一語履歴 vol.630
たびだちのとき 630a逆を考えて
一語履歴 vol.629
立場を変えて考えていただきたい 629a心のチューニング
一語履歴 vol.628
言いたいことがはっきりと言える 628a心以外に刀を持たない
一語履歴 vol.627
一歩一歩歩けば何でもないぞ 627a手の届く範囲にたくさんある
一語履歴 vol.626
生憎という言葉はない 626a善きことを行う
一語履歴 vol.625
自分のせいにするという傾向が強い 625a絶対最上
一語履歴 vol.624
自分の力が足りないのだ 624a徳のレンガを積む人生
一語履歴 vol.623
天下は取れんぞ 623a当たり前であること自体が大変な奇跡
一語履歴 vol.622
心の才能を伸ばす 622a倒れたままでいること
一語履歴 vol.621
社会に還元する場所 621a若い時の苦は楽の種
心の才能を伸ばす
         井村雅代氏(一般社団法人
         井村アーティスティックスイミングクラブ代表理事)

〈井村〉
9回目のリオオリンピックでは、
試合に臨む前から厳しい試練に立たされました。
選手村の環境がこれまでで最悪だったのです。

トイレは詰まる、シャワーは途中から水になる、
パンは粉のようにパサパサ、レタスは茶色、バナナは真っ黒。
いまの豊かで清潔な日本で育った選手たちには
かなりのストレスだったと思います。

最も酷かったのが試合用のプールでした。
プールに藻が発生して
水がどんどん緑色になっていったことは、
ニュースでご存じの方も多いと思います。
それだけならまだ対処できるのですが、
水に潜った選手たちから

「先生、藻だけじゃないんです。
小さな泡だらけで水の中が全然見えないんです」

と言われて、
バクテリアが発生していることが分かりました。
その水を飲んだら病気になりますから、
これはさすがにダメですよね。

それが分かったのが前日の夕方でした。
近くにある別のプールの水を急遽ポンプで
汲み出して移すことになりましたが、
試合当日の朝になっても、
水深3メートルのプールに
まだ2メートルしか水が入っていない。

私は、これではとても間に合わないと思い、
他国のコーチたちと一緒に
「試合前に一回でもいいから
選手たちに練習をさせたいので、
給水を急いでほしい」と組織委員会に訴えに行き、
何とか事なきを得たのでした。

とにかく最悪の条件の中で臨んだオリンピックでしたが、
そんな時、選手の前に立つ私が
絶対にしてはいけないことは、愚痴を言うことです。

「こんなオリンピックってないよ」

と言ったら、皆も愚痴を言い始めます。

まずは、これがリオオリンピックなんだと認めること。

そして私は選手たちに
「この環境の中から金メダルは生まれるのよ」
と言いました。条件はどこも一緒なんだと。

そこに至るまでに徹底的に仕上げてきた国は、
何が起こってもやっぱり崩れないんです。
崩れない国の第一番はロシアでした。

二番目に崩れなかったのは、
たぶん日本だったと私は思います。

2021.12.09

バナースペース

櫛田建設株式会社

〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日