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一語履歴WORD vol.379

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一語履歴 vol.380
成功している人 一流の人の共通点
一語履歴 vol.379
「運と徳」を高める
一語履歴 vol.378
このままではいけない 378a嫌いな上司を好きになる
一語履歴 vol.377
あおいくま
一語履歴 vol.376
病気の原因の一つは、自分の“感謝不足”
一語履歴 vol.375
素質・師の教え・逆境
一語履歴 vol.374
修行時代いつも僕は思っていた...
一語履歴 vol.373
六十九歩からは私も一緒に
一語履歴 vol.372
幸せな人生を送ってほしいとの思い
一語履歴 vol.371
忘れ得ぬ人
「運と徳」を高める

(田口)
今回の運と徳というテーマに関して、
私に教えを授けてくれたのが松下幸之助なんです。
ある時、PHP研究所の岩井虔さんから、
「商道コースという研修の講師になりませんか」
と言っていただいたんですね。

ちょうど仕事があまり来ない苦難の最中だったので、
すぐに飛びついた。

それで打ち合わせの時に、
「ところで、前の講師はどなたですか」と聞いたら、
「松下幸之助です」と。

それは荷が重いなと思って一瞬怯んだんですけど、
「次は20代か30代の若い人に」という
松下幸之助の強い意向があったらしいんです。

そういうご縁があって、
35歳で初めて経営の神様にお目にかかった時に、
「経営者の条件とは何ですか」って聞いたら、
真っ先に「運が強いことや」と。
矢継ぎ早に、「運を強くするにはどうしたらいいですか」と
聞いたわけです。

そうしたら、「徳を積むことしかない」と。
これが運と徳の関係に触れた最初でした。

(西田) 
松下幸之助の薫陶を受けられたこと自体が、
田口先生の運の強さの表れですよ。

(田口) 
また、徳についてはこうもおっしゃっていましたね。
「徳というのはAさんに掛けて、
Aさんから返ってきたことは一回もない。
だからと言って、Aさんに徳を掛けなくていいかというとそうではない。
どこから返ってくるか分からないから、
会う人それぞれに徳を掛けなきゃいけない」。

じゃあ徳って何かということですが、
私なりに東洋思想を学んで規定したのは、
自己の最善を他者に尽くし切ることです。

先ほど述べた道元のように、
丁寧に心を込めて一人ひとりに接していけば、
ありがとうと感謝され、
自分が病に臥せたり仕事がうまくいかずに腐っていたりする時に、
見返りなく手を差し伸べてくれる。

そういう感謝の人間関係で結ばれた人が周囲に何人いますかと。
『論語』に「徳は孤ならず、必ず隣有り」とありますけど、
やっぱり人間は一人では生きていけない。
他者の応援が必要です。それには徳を掛けることが不可欠なんです。
2019.07.31

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