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一語履歴WORD vol.375

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素質・師の教え・逆境
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六十九歩からは私も一緒に
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幸せな人生を送ってほしいとの思い
一語履歴 vol.371
忘れ得ぬ人
素質・師の教え・逆境

(寺田) 
森先生は人間形成の三大原則というのをお説きになり、
1つは素質
2番目は師の教え
3番目に逆境、を挙げていらっしゃいます。

素質はともかく、やはりよき師の教えを奉ずることが大事です。
しかしそれだけでは不十分で、
逆境を通してこそ師の教えは真に身につくと説かれました。

人間形成には先ほど申し上げた立腰も大事で、
森先生はそれによって丹田常充実、
臍の下の丹田を常に充実させた状態に保つことの大切さを説かれました。
森先生ご自身も15歳の時から亡くなるまでこれを心掛けられました。

さらに報恩奉仕の念です。
私は森先生の説かれる人物を創る要諦としては、
この逆境享受、臍下丹田、報恩奉仕の念を挙げたいし、
また教えられたように思います。

(荒井) 
安岡先生も人物を修める秘訣を様々に説いておられます。

『経世瑣言』の中では、人物学を修める2つの秘訣として、
第1は人物に学ぶことだと説いておられます。
よき人に師事して親炙して感化、薫陶を受けることだと。
先生はよく道元禅師の、

「霧の中を行けば、覚えざるに衣しめる。
よき人に近づけば、覚えざるによき人となるなり」

という言葉を紹介されています。
つまり自覚しないうちによい感化薫陶を受けるものだと。
もし同時代に師事して親炙できる人がなければ、
その書物なり、その人の教えを人づてに聞くなりして
私淑することだと説かれています。

さらに安岡先生は、人物学に伴う実践、
人物修練の根本的条件としてこう書いておられます。

「怯めず臆せず、勇敢に、而して己を空しうして、
あらゆる人生の経験を嘗め尽くすことであります。
人生の辛苦艱難、喜怒哀楽、利害得失、栄枯盛衰、
そういう人生の事実、生活を勇敢に体験することです。
その体験の中にその信念を生かして行って、
初めて吾々に知行合一的に自己人物を練ることが出来るのであります」

また安岡先生は『書経』の「自靖自献」、
自ら靖んじ自らを献ずるという言葉を非常に重視されていました。

内面的には良心の靖らかな満足を求め、
外に発しては世のため人のために自己を献ずるという意味ですが、
まず己を尽くすということ。

自分が求めている人間としての道を究め、
今度は外への奉仕として働きかけていく。
森先生の人づくりの要諦と深く結びついていることを感じたところです。
2019.07.27

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