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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.528

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一語履歴 vol.530
「信用」は使ってはならない
一語履歴 vol.529
「まずやる」 529a結末を与えていく基礎 529b恕す勇気を持つ
一語履歴 vol.528
一つのことに全身全霊を以て 528a己を捨て人のために生きようとする
一語履歴 vol.527
長所を伸ばし... 人生の道 527a歴史は人生の修羅場を 527b自分自身が
一語履歴 vol.526
幸せ発信地 526a絶対に成功しない条件 526b道を究めようとする人は
一語履歴 vol.525
他社の類似品は出さん 525a大きな試験にパスする 525b次はできる
一語履歴 vol.524
心のありようがいかに大きな人生の差異となるか
一語履歴 vol.523
自分の感情を音楽にぶつける 523a泥のついた千円札
一語履歴 vol.522
考えながら読まなければ 522a器以上の芸は 522b勝負の神様は細部に宿る
一語履歴 vol.521
修練と勇気、あとは 521a中くらい 521b過信せず驕らずに謙虚
一つのことに全身全霊を以て打ち込む

7,000人の小児の命を救った
小児外科医の高橋幸宏さんと
円覚寺派管長の横田南嶺老子との対談。

【横田】
私は35歳の時に師家と言って
老師と呼ばれる立場になりました。

これは年を取っている人という意味ではなく、
指導者のことをいいまして、
臨済宗ではおよそ1,000何百ある禅問答を
すべて透過することが、
老師に認められる第一条件なんです。

普通は50歳くらいでなる方が多いんですけど、
ただ私は13歳の時から修行していましたから、
そこから数えるとやはり20年間かかっているわけです。

【高橋】
13歳から修行を。

【横田】
はい。13歳で自分はこの道を行くんだと思い定めました。

そのために必要なものは何であるのか、
必要でないものは何であるのかということを考え、
漢文を学んだり、漢詩をつくったり、
書やお茶の稽古をしたり、禅問答に挑んだり、
全部自分で決めてやっていました。

それ以外のことはもうしないと。

学生時代、母親からせめて
車の免許くらい取ってくれと言われまして、
師匠に車の免許を取っていいですかと聞いたら、
「そんなものは必要ない」って言うんですよ。

どうしてですかと聞いたら、
「修行すれば車が迎えに来る」と(笑)。

【高橋】
いやぁ深い教えですね。

【横田】
自動車学校に行く暇もないくらいに
いまは自分の修行に打ち込め、
それでないとものにならないぞという
師匠の思いだったのだろうと受け止めております。

人間の能力というのはある程度
限られていると思いますから、
若いうちにあまりいろいろなことに手を出すと、
結局分散してしまうように思うんです。

やっぱり一つのことに全身全霊を以て打ち込む。

これが重要ではないでしょうか。

2021.01.08

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