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| 幸せ発信地 国際コミュニオン学会名誉会長・鈴木秀子さんの （鈴木） 私は多くの方が、〝幸せ発信地〟になってくださることを心から念願しています。 物の豊かさだけに価値を置く幸福感は、 いずれどこかで限界が見えてきます。 お金を持ったら持ったで、 今度はそれが盗まれるのではないかと心配になります。 しかし、外の世界に向けていた目を足元に移せば、 そこには無限の幸せが満ちていることに気づくでしょう。 家族が皆揃ってご飯を食べられる。 そのこと一つを取り上げても、 どれほど幸せでありがたいことでしょうか。 もし、天災や病気によって誰かがいなくなったりしたら、 いまのその幸せは味わうことができません。 さらに言えば、普通に呼吸ができることさえ 決して当たり前ではないのです。 私たちは一人の例外もなく奇跡的な人生を生きていることを、 よくよく自覚しなくてはいけません。 私は人生最後の修業として 日々一つのことを自らに課しています。 それは息を吐く時に「賛美」、吸う時に「感謝」と 心の中で唱える修業です。 この日常に溢れている神様の作品、 例えば美しい大自然や優しい人たちを 自分のために備えてくださった神様を讃え、 その喜びを表現することが「賛美」、 そしてこうして息ができ生かされていることの ありがたさを表現することが「感謝」です。 この二つを常に祈り続けることで 一見、当たり前と思えるものの価値を どこまでも深く掘り下げ、 そこに人生の大きな意義、喜びを見出す。 そのことは私自身のこれからのテーマと言っていいかもしれません。 生きていくと、好ましくない出来事、 苦しい出来事にも遭遇します。 しかし、立派な花を咲かせようと思ったら、 地中にしっかりと根を張らなくてはいけません。 それと同じように、 辛く苦しい出来事も自分を成長させるための大切な恵みなのです。 そのことを思い、どのような状況も 賛美と感謝で歩んでいくことができたら、 人生はきっと豊かなものになるでしょう。 |
2020.01.02 |
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