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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.252c

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一語履歴 vol.260
山田無文老師 260a老子講義録 260b鉄道自体が 260c八木重吉の詩
一語履歴 vol.259
大切な知恵 259a人間愛 259b本当の自分 259cお恵みの一部でも
一語履歴 vol.258
日本の運命 258a宝物ファイル 258b森信三 258c幸せ発信地
一語履歴 vol.257
財政再建 257a人の三倍 257bはちみつ 257cお客さん
一語履歴 vol.256
ソクラテス問題 256a卑しい仕事 256b日本の 256cなごやかさによりて
一語履歴 vol.255
あの時 255a商品がある 255bお店が必要 255c二宮尊徳の教え
一語履歴 vol.254
リーダーの資質 254aこの4年間 254b「よし」 254c自分に対して
一語履歴 vol.253
鍵山秀三郎 253a黒だよな 253b自己の指名 253C師を必要とする
一語履歴 vol.252
命は深い 252a作家として 252bお店を繁盛 252c国家の柱石
一語履歴 vol.251
東洋や西洋 251a日本の心学 251b何気ない言葉 251cハートが
国家の柱石
        童門 冬二(作家)
        中西 輝政(京都大学名誉教授)

【中西】 
地方の名もない松下村塾が
なぜあれだけ多くの
逸材を輩出できたのか、
関心が尽きませんが、
入門時、既に師を迎える
心の準備ができていた
意識の高い弟子たちがいたことは
確かでしょう。

久坂などは松陰と出会った途端、
すぐに師弟の深い絆を
結んでしまった印象すら受けます。

【童門】 
そうですね。

【中西】 
久坂は強烈な憂国の情にかられて
松陰の門を叩いている。

そして松陰と問題意識を
完全に共有している。

法然と親鸞もそうですが、
劇的な機縁と申しますか、
火花が散るような出会いが
そこに生まれたのでしょうね。
 
これは久坂に限った
ことではありません。

他方、直接薫陶を受けなくても
松陰の魂に
感奮興起する人たちがいました。

私は松陰の弟子で
日本法律学校(現・日本大学)を
創設した山田顕義の研究によって
明治の政治家や外交官を学ぶ機会が
多かったのですが、
乃木希典も兒玉源太郎も、
山田をとおして間接的にしろ
松陰の教えに触れ
啓発されているんですね。

松陰が強調してやまなかった
国家の柱石を担う
人間としてのモラルを乃木も
兒玉もしっかり身につけている。
それが日露戦争を勝利に導いた
一因と申し上げても
過言ではないでしょう。

【童門】 
高杉や伊藤が
松陰に惹かれた理由の一つには、
藩校の講義が面白くなかったことも
あると思います。

句読点がどうとか解釈がどうとか、
型どおりのことしか教えないことに
高杉は呆れるんですね。

一方で、アンチ藩校で
型破りな彼には、
松陰の教育はピタッと
はまるものがあった。
 
2017.06.07

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