本文へスキップ

      次代に輝く住まいを創る

TEL. 0246-65-2311

〒979-0154 福島県いわき市沼部町鹿野43

一語履歴WORD vol.034

過去の一語履歴を見ることが出来ます。

一語履歴 HOME
⇦前 一語履歴 次⇨
一語履歴 vol.040
ビートたけしのお母さん...040a一沈一珠...040b思い出をキレイに...
一語履歴 vol.039
3万6500朝... 私の子育て術... 恐怖心に向き合うか...
一語履歴 vol.038
腹を括れ...  奇跡の美術館...
一語履歴 vol.037
人生を変える一言... 037a縁を生かす... あいさつ...
一語履歴 vol.036
チベットから嫁に来た歌姫... 036a天に一番近い大地...  036b比較しない...
一語履歴 vol.035
金メダリストが伝えたいこと... 035a 熱と誠があれば...  たった一つの命...
一語履歴 vol.034
無上意... 中村久子... ほめ言葉シャワー...
一語履歴 vol.033
日本一楽しい会社... 学級崩壊したクラス...033a社会で勝てる人はここが違う...
一語履歴 vol.032
市井の剣道...知好楽... 032a心の化粧...婦人の心を一変させた赤ちゃん...
一語履歴 vol.031
人の世に変わらぬものは... 031a学級崩壊...最も大事なこと...
無上意

これは仏典の中の言葉、これ以上は無いという行為です。
例えば、
会社に電話がかかってきたら、これ以上はないというぐらい
優しく、いい言葉、いい声で応対をする。
会社へお見えになった方を
最高の笑顔とご挨拶で迎えるということです。

無上位のサ―ビスとは
本当に相手の気持ちを思いやることのできる人です。

長い間、一緒に苦楽を共にしてきた奥様を、
自分の定年前に病気で亡くし、悲しみのうちに、
その冥福を祈る為、四国八十八箇所の巡礼を終え、
最後に立ち寄った高知空港の日本料理店「司」で
ビ―ル一本と、土佐名物カマスの姿寿司を一人前注文した。

加えて「申し訳ありませんが、グラスは二つで」
と注文を受けた若いウエ―トレスは、
不思議に思いながらも「かしこまりました」
とお客様の指示に従い、先ずビ―ルとグラス二つをお出しした。

すると客は、
小さな額縁に入れた女性の写真をテ―ブルの中央に置き、
その前のグラスにビ―ルを注いだ。
自分のグラスにもビ―ルを注ぎ、静かに乾杯をした。

ウエ―トレスは、
お客様はきっと亡くなった奥様の写真を持って
巡礼をしてきたのだろうと思った。
そこで、寿司ができあがって運ぶ時、
さりげなくお箸と箸置きを二組、小皿を二枚持っていった。

そのあと、ふるさとへ帰ったお客さんからの
お店への手紙には次のように書かれていました。

「四国への旅には、家内の写真と一緒に出かけ、
食事の時には一緒にビ―ルを飲みました。
しかし、
お箸と小皿を二人分出していただいたのは、
お宅の店の若いウェ―トレスさんだけでした。

初めてでした。驚きました。感動で体が震えました。
帰りの飛行機の中では、どうしても涙が止まりませんでした。
本当に有難うございました。

どうぞ、
あの若いウエ―トレスさんによろしくお伝え下さい。」
 
2013.04.26
ヘレン・ケラーが 「私より不幸な人、そして偉大な人」 と言った 中村久子

その少女の足に突然の激痛が走ったのは3歳の冬である。
病院での診断は突発性脱疽。肉が焼け骨が腐る難病で、
切断しないと命が危ないという。

診断通りだった。
それから間もなく、少女の左手が5本の指をつけたまま、
手首からボロっともげ落ちた。

悲嘆の底で両親は手術を決意する。
少女は両腕を肘の関節から、両足を膝の関節から切り落とされた。
少女は達磨娘と言われるようになった。

少女7歳の時に父が死亡。

そして9歳になった頃、
それまで少女を舐めるように可愛がっていた母が一変する。
猛烈な訓練を始めるのだ。

手足のない少女に着物を与え、

「ほどいてみよ」
「鋏の使い方を考えよ」
「針に糸を通してみよ」。

できないとご飯を食べさせてもらえない。

少女は必死だった。
小刀を口にくわえて鉛筆を削る。
口で字を書く。
歯と唇を動かし肘から先がない腕に挟んだ針に糸を通す。
その糸を舌でクルッと回し玉結びにする。

文字通りの血が滲む努力。
それができるようになったのは12歳の終わり頃だった。

ある時、近所の幼友達に人形の着物を縫ってやった。
その着物は唾でベトベトだった。

それでも幼友達は大喜びだったが、
その母親は「汚い」と川に放り捨てた。

それを聞いた少女は、
「いつかは濡れていない着物を縫ってみせる」と奮い立った。
少女が濡れていない単衣一枚を仕立て上げたのは、15歳の時だった。

この一念が、その後の少女の人生を拓く基になったのである。

その人の名は中村久子。
後年、彼女はこう述べている。

「両手両足を切り落とされたこの体こそが、
人間としてどう生きるかを教えてくれた
 最高最大の先生であった」

 そしてこう断言する。

「人生に絶望なし。いかなる人生にも決して絶望はない」
 
2013.04.25
ほめ言葉シャワーで子供たちが変わる   菊池省三(北九州市立小倉中央小学校教諭)

私が十五年ほど前から教室の中で行っている
「ほめ言葉のシャワー」という取り組みがある。

これは一人ひとりのよいところを
クラス皆で見つけ合う活動で、
その日の主役となる子が帰りの会で教壇に上がり、
文字どおり全員で、ほめ言葉をシャワーのように浴びせていく。

ほめ言葉は、原則として
「事実(一文)+気持ち(一文)」の構成で次々と自由に起立し、
スピーチを行う。

全員が「ほめ言葉のシャワー」を言い終えたら、
今度はシャワーを浴びた子が、
それに対してお礼や感想を述べる。

元々の取り組みは、三学期に卒業式までの
日めくりカレンダーをつくり、

「○○ちゃんの頑張っているところを皆で言ってあげよう」

というものだった。
しかしこれでは卒業前にしかできない。

そこで学期ごとの終業式に合わせて年三回にしたところ、
やはり反応がよく、現在では日常化して、
毎日帰りの会で行うようにしている。

一日十五分程度のものだが、
毎日行うことで子供たち一人ひとりは自信を持ち、
集団生活の場である学級には安心感が広がる。

積極型の人間が育ち、絆の強い人間関係が築かれていくのである。
この取り組みはいま全国へと広がりつつあるが、
さらに多くの教育現場で行われてほしいと願っている。

学級崩壊が常態化した今日では、教育の制度を変えたり、
新しい組織を立ち上げればよいといったことを考えがちだが、
すべての根っこは「言葉」の問題に尽きるのではないかと
私には思えてならない。

あまりに日常的なことのため等閑にしがちだが、
人間は言葉を元に思考していくのだから、
言葉が育てば心が育つ、人が育つという捉え方を
もっとしていくべきではないだろうか。
 
2013.04.23

バナースペース

櫛田建設株式会社

〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日