一語履歴
「伝え方」の極意 高田明(ジャパネットたかた) 家業だった街のカメラ店を年商1,700億円を超える ジャパネットたかたへと変革、成長させ、 社長退任後も次々と目覚ましい実績を重ねる髙田明さん 〈神田〉 私は2016年の熊本地震の時に、 高田社長が特別出演された番組を見まして感銘を受けました。 普通こういう自己表現能力に 長けた人っていうのは一人の天才であって、 その人が量産されるってことはないんです。 ところが、ジャパネットの番組に出られているキャスターの方は、 プロのアナウンサーでもタレントでもない普通の人なのに、 高田社長と同じように商品が売れていく。これは一体何なのかと。 どのようにご自身の売れる力を伝えてこられたんでしょうか? 〈高田〉 いや、ほとんど何もやっていないんです。 ただ自分一人では全部できないので、 カメラを握っていた社員やキューを出していた社員に 「喋ってみる?」っていう感じでやってきました。 私に少し喋り方が似ているのは、 やっぱり5年、10年と見ているうちに 自然と学習しているのだと思います。 基本的に私がMCを選ぶ時は、 その人の伝える力より人間性を重視しています。 うまく喋れなくてもいい。 自然体で自分の気持ちを表現できる人。 そして、仕事を通じて人間性をどんどん磨いていく人。 人間力を高めていかないと絶対に一流にはなれません。 〈神田〉 高田社長は「伝える」ということに関して、 どんなことを大事にされていますか? 〈高田〉 やっぱり情熱、パッションが要りますね。 それなくして絶対に伝わらないです。 伝える時には非言語の目が喋り、 表情が喋り、手が喋り、指が喋り、全身が喋る。 そして、情熱を持って語り続ける。 これが一番大事な部分じゃないかなと思います。 だから、企業経営においても、 トップは常に情熱を持って夢を語らなきゃいけない。 ところがいま、AIとかIoTとかビッグデータが発達してきて、 効率の部分がどんどん求められるようになってきています。 これも非常に大事なんでしょうけれども、そういうものに頼り過ぎると、 人間本来の持つパワーとか情熱が落ちてしまうような気がするんです。 最近の子供たちは1日4時間、5時間とスマートフォンをいじっている。 すごくいい面もあると思いますが、弱くしている面もあるじゃないですか。 本来人間は言葉を発し、喜怒哀楽を言葉で 表現することが人間の素晴らしさなんだけど、 この部分が弱くなってくればコミュニケーション教育、 情熱教育のようなものが必要になってくるのかなと。 |
2026.04.18 |
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