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神の手を持つ男 脳外科医・福島孝徳さん81歳が亡くなりました。 福島さんの手術には、全世界から脳外科医が見学に訪れるといいます。 福島孝徳さん(71歳)ときのお話 〈福島〉 私は若い時からとにかく、 日本一、世界一になりたかった。 そのためには普通のことをやっていたらダメなんで、 「人の2倍働く」「人の3倍努力する」 という方針でやってきました。 普通の人が寝ている間、休んでいる間に差をつける。 そういう姿勢で若い頃から腕を磨いてきたんですけど、 今になってみると、人生は短い。 私に残された時間はもう少ない。 だから一刻も無駄にできないんです。 (いまは年間どのくらい手術をされているんですか?) 〈福島〉 600回ですね。 一番の盛りは三井記念病院にいた43歳の時、 900回はやっていました。 私は人間の年齢には暦の上の年齢と、 生理学的な年齢の二つがあると思っているんです。 私が本当に感心するのは、 経団連の会長をされていた土光敏夫さん。 80を過ぎても矍鑠(かくしゃく)としていました。 素晴らしい人でした。 いま世界でも、 例えばモスクワの国立ブルデンコ脳神経センターは 脳外科だけで2000床もあるんですが、 ここの総帥がコノバロフという人で 83歳のいまも毎日手術をしている。 (ああ、そうでしたか。それは凄い。) 〈福島〉 それからローマ大学のカントーレという教授、 彼もいま83歳ですけど、手術をしています。 私自身、手術に関しては いまだにマスターチャンピオンですよ。 目と手は全然若い人に負けない。 だからあと10年は大丈夫じゃないかなと思っています。 これにはやっぱり天性の才能が 少なからずあると思うんですけど、 それ以上に膨大な数をやっています。 だから、私はいつも言うんですけどね、 人生は一に努力、二に努力、三に努力、全部努力なんですよ。 他の人が信じられないような努力をして、経験を積む。 としていましたよね。 素晴らしい人でした。 で、いま世界でも、 例えばモスクワの国立ブルデンコ脳神経センター というところは脳外科だけで2000床もあるんですが、 ここの総帥がコノバロフという人で 83歳のいまも毎日手術をしている。 〈渡邉〉 ああ、そうでしたか。それは凄い。 〈福島〉 それからローマ大学のカントーレという教授、 彼もいま83ですけど、手術をしています。 私自身、手術に関しては いまだにマスターチャンピオンですよ。 目と手は全然若い人に負けない。 だからあと10年は大丈夫じゃないかなと思っています。 これにはやっぱり天性の才能が 少なからずあると思うんですけど、 それ以上に膨大な数をやっています。 だから、私はいつも言うんですけどね、 人生は一に努力、二に努力、三に努力、全部努力なんですよ。 他の人が信じられないような努力をして、経験を積む。 |
2024.03.27 |
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